家を建てるときの
大切なポイント
家を建てるのはとても楽しいことです。
間取りやインテリアを自分好みに決めることができ、また今の家の不便や不安を解消することもできます。
一方でイメージと違う家ができた、予算が当初よりオーバーした、工期が大幅に遅れたなど、思い通りの家づくりができなかったという方もいます。
大切な家づくりで失敗をしないために、大切なポイントをまとめました。
信頼できる建築会社に依頼する
数多くの建築会社がある中でどこに依頼するかを、最初に迷われる方は多いと思います。
耐震や断熱などの住宅性能や長期保証を重視される方は、ハウスメーカーに依頼するのが良いでしょう。
モデルハウスで間取りや仕様を確認したり、豊富な建築実例から参考になる点を見つけることもできます。
オーダーメイドでこだわりを実現したいという方は、設計事務所に依頼することをおすすめします。
建築家のセンスも加わって、他と違うオーダーメイドの家ができるはずです。
コストを抑えて建築する場合は、地元で実績のある工務店に頼むのも良いです。
完成して入居後も、修理等の細かい相談に迅速に対応してくれる会社も多いと思います。
いずれのケースでも、会社や担当者が
✔ お客様の気持ちや状況を理解してくれる
✔ 細かい約束をしっかり守ってくれる
ことがとても重要ですので、そのような信頼できる建築会社を選びましょう。
予算の総額を把握する
注文住宅の見積書は、仕様や数量が希望どおりになっているかなど細かくチェックする必要があります。
項目が多く専門用語も多いですが、不明な点は担当者に確認するなどして理解しましょう。
また地盤補強工事など、今後の調査によって増額の可能性がある項目も押さえておきましょう。
建築費以外にも多くの費用がかかります。
照明、カーテン、エアコン、外構造園(門塀や庭など)の費用や、引っ越し・仮住まいの費用も確保しておく必要があります。
また入居したしばらくすると不動産取得税と固定資産税・都市計画税の納付もしなければなりません。
後で予算オーバーで困ることがないよう、早い段階で全体の予算を把握して計画を進めることをおすすめします。
自分に合ったスケジュールを立てる
家を建てるためには、間取りや仕様を決める打ち合わせの期間と、工事の期間が必要になります。
完成時期が決まっている場合は、完成から逆算して工事期間、打ち合わせの期間に余裕をもったスケジュールを立てましょう。
特に打ち合わせの期間はとても重要ですので、時間切れで検討できず後悔するようなことがないよう、十分に時間をとるようにしましょう。
住宅取得にかかわる各種制度を利用する場合は、期限などの要件に注意しましょう。
「住宅ローン控除」の拡充を利用できるのは、2021年9月末までの契約、2022年12月末までの入居が条件です。
「すまい給付金」の増額は、同じく2021年9月末までの契約、2022年12月末までの入居が条件です。
「グリーン住宅ポイント」は、2021年10月末までの契約、2022年4月末までの完了報告が条件です(戸建て住宅の場合)。
住宅取得資金贈与の非課税枠1500万円を利用できるのは、2021年12月末までの契約が条件です。
ご家族の事情や各種制度などを考慮して、お客様にとって最適なスケジュールを立てて、余裕をもって計画を進めましょう。
私たちがお手伝いできること
Be-R合同事務所では家を建てることはしていませんが、住宅建築会社に長く勤務した担当者が、客観的な視点でお客様の家づくりにあたって大切なポイントについて助言します。
土地調査レポートをお出しします
不動産取引の際に用いている土地調査レポートをお出しします。
地震発生時の揺れやすさや、浸水や液状化の可能性についてデータをもとにご説明します。
また土地の履歴もお出ししますので、過去に敷地や周辺がどのような状況だったのかをご覧いただけます。
敷地について良く知ることで、家を建てる際の注意点が見えてきます。
信頼できる建築会社をご紹介します
お客様の希望条件や重視するポイントをお聞きしたうえで、おすすめの建築会社をご紹介します。
カタログやモデルハウスなど表面に見える部分だけでなく、会社の姿勢や担当者の誠実さなども含めて検討し、お客様が希望を実現できるかを考えてご紹介する建築会社を選定します。
はじめから一社に決めるのではなく、複数の会社の検討から始めて、会社や担当者との相性も考慮して依頼先を絞り込んでいくのが良いと思います。
予算をチェックします
建築会社から見積書が出ましたら、希望する仕様や数量になっているかをプロの視点でチェックをします。
あいまいな点や不明な点があれば、建築会社に確認することを助言をします。
建築費以外にかかる費用(照明、カーテン、エアコン、外構造園、引っ越し・仮住まい費用、ローン諸費用など)を加算して、お客様の予算総額をオーバーしていないかをチェックします。
オーバーしている場合は、希望項目の優先順位をお聞きしながら減額方法をお客様と一緒に考えます。
お客様に合ったスケジュールを助言します
工事の期間は敷地条件や工法、建築会社の施工能力によって変わってきます。
また工事前の打ち合わせの進め方や期間も、会社によって異なります。
建築会社からスケジュールの提案がありましたら、お客様にとって無理のないスケジュールになっているかを確認します。
特に工事前の打ち合わせの回数・期間を十分に確保しているか、工事が突貫になって品質に悪影響がないかなどをチェックします。
家を建てる流れ
家を建てるときの流れは次のとおりです。
各ステップで必要に応じてサポートをしますので、お気軽にご相談ください。
1 希望条件を整理
まだ希望がまとまっていない段階でもお気軽にご相談ください。
家族構成や敷地条件、将来の変化などのお話をしながら徐々に希望条件を固めていきましょう。
全体予算の目安やスケジュールについて助言します。
2 モデルハウスや建築実例を見学
お客様の希望条件に合いそうな建築会社をご紹介します。
モデルハウスや建築現場の見学に同行して助言をすることもあります。
3 建物プラン・資金計画の打ち合わせ
建築会社に希望を伝えて、間取りや仕様の提案を受けます。
建築会社から建築費用など資金計画の提示を受けます。
4 設計申し込み
気に入られた建築会社に設計の申し込みをします。
建築会社は正式な図面や見積書の作成に入ります。
5 契約前打合せ
提示された図面や見積書を確認します。
契約書や付属書類の確認をします。
6 工事請負契約
建築士から重要事項の説明を受けます。
建築会社との間で工事請負契約を締結します。
7 設計・仕様の打ち合わせ
間取りや外観デザイン、設備、仕様などについて詳細な打ち合わせを行います。
仕様変更による費用増減について確認します。
8 解体工事
敷地に古家がある場合は取り壊します。
更地になると地盤調査を行います。
9 着工
基礎工事に着手します。
地盤が軟弱な場合は地盤補強工事を実施します。
工事中は工程に応じて数回、建築会社と打ち合わせを行います。
10 完成・引き渡し
完成を確認し、工事代金残額を支払い、引き渡しを受けます。
アフターメンテナンスや保証について確認します。